タイトル通りです。
最後は機材トラブルなどでバタバタしてしまいましたが、無事企画を終わらせられてホッとしています。
この記事では振り返り記事ということで、指名者やチーム作成者の振り返りツイートなどのリンク先を貼って、ペナントに使ったチーム配布と講評、そして指名について関わる点なので言えなかったチーム採用のポイントを話していけたらなと思います。
あとこのまとめは振り返りを強要するものではないので、自分書いてない!とかは気にしないでくだされば。
本当はしゅんちーさん(ホークス担当)が熱い振り返りツイートを書いてたんだけど鍵垢なので泣く泣く断念。
指名順位の利を活かしながら、指名巧者が目立った日本一球団。特に愛媛勢の強い所をきちんと抑えていたのが目立った印象です。
打線はさることながら、中位指名のリリーフ陣も盤石でそこの巧みさが目立ちました。タイガースと差があるわけではなさそうで、オーペナが打の競技であることを示したと思います。
起用法ピシャリ、荒川も大暴れのダークホース。投手休養には正直やられました。実は荒川以外も打線が躍動していたという印象です。
バランス良好な指名でチーム力はあったと思います。こうなると絶対的エースがいなかった差が大きく出てしまったのかなとも。
個人的には二階堂正捕手がハマらなかったのではなく、打線の下振れの方が厳しかった印象があります。上位指名は抜群だったために乱数が味方しなかったか。
伊地知まで揃っていたがために麻雀もやってたチーム。にしても投打共に下振れ激しく、思ったより大差になってしまったのは悲しいポイント。
下位打線貧弱・ムード×という業を背負いながら優勝してみせた、癖強めのチーム。叢野とボスフェルトという指名を賑わせた個性強めのキャラを指名して優勝してみせました。
投手力も打線も中の上のドラフト巧者で、ホークスとの差は守備力になってしまったか。3位マチルダが良くも悪くもこのチーム感を表している。
強めではなかった打線から3位に粘り込み、強力リリーフ陣の力を借りて日本シリーズの舞台で名勝負を繰り広げたチーム。投手起用法が巧みだったが、ブランシュがもう少し粘れれば……という点はあったか。
一発攻勢の打線が軒並み上振れを引けなかったチーム。こうなると貧弱な先発陣の弱点が表に出てきて悪循環に陥ったか。誰か1人上振れるだけで怖さが全然違かったが……
蒲生のワンマンチームになってしまったか。蔵内の適正打順など改良点が若干あり、足を使える打線なのもあって得点力をもう少し増やせたか。
最下位になってしまうチーム力はしてない印象。平崎や一戸が上振れたものの、本郷など下振れも多く、投手力でも押し切れなかったか。
ここでは採用方針と、採用したチームの個人的に考えたポイントについて触れます。未採用チームについてもちょっと触れるかもしれないけど、そちらは深くは触れるつもりないのでもし理由とか聞きたかったらDMにどうぞ。あ、この企画用アカウントDMじゃなくて個人のDMでね。
そこでドラフト的に戦略性を持たせられれば面白い感じになるんじゃないかと思って、例えば二遊間の強さのみ明らかに全チーム通して微妙な感じにしました。特にセカンドは特に言及されない程度の薄さのため、指名者のサーチ力が確かめられたと思います。
そしてオリジナルチームはやはりと言うべきか、現実よりキャBが全然多いので捕手のバランスにも気をつけました。そのために各チーム捕手の優先順位がかなり上になったと思います。ちゃんと打撃型!という捕手も少なかったために守備型に偏重している捕手をどう取っていくかが重要なドラフトになったと思います。
そのバランス取りのために未採用チームというのも存在していて、名前を出すと宝塚AtoZモンスターズ(作者kei様、ライオンズ指名者を担当)とかはショートのデューイが強すぎる(3CBAAAD)のと、取手の能力が得点圏能力だったり多少の違いはあれどポケットの柏崎と似ているだったりで落ちたりしています。あと栃木フローラルローンズ(作者エミール様、マリーンズ指名者を担当)とかも大体同理由。別に同能力が悪い!というわけじゃないんですが、ドラフトで同能力帯が上位指名クラス、しかも捕手で起こるのはちょっと嫌だなと思ったので、まぁこの企画ならではの選考基準って感じですね。
ここからは各チームどの点が選考基準に触れたのかというのを話します。
さて、チーム力の推察という面でいくと、超がつくほどの優等生チームという印象で、チーム作成をするなら戦力バランスの面でこのチームを参考にすれば良い、という感じです。エースも主砲もきちんとしたチームで、まさに教科書通りのチームと言えます。実際廣神や上永は上位指名でしたし。
その上、全員女性という点で個性をつけられています。この手のチームって没個性になりがちなのでこういうこだわりが見えると好ポイントです。
こういう基準にしやすいチームが早々に応募されて、ある意味選考側の自分はやりやすいな〜と思っていました。なお次のチームから個性まみれになる模様……
で、ムード×持ちの叢野ワンマン体勢となるナイツが採用となったのですが、このチームはまさにドンピシャでこの企画向きと言えます(ただしこの手のチームが12球団あると渋滞するので、あくまで1チーム欲しいぐらいの企画向き)。理由は超がつくほどの目玉選手(強さ問わない)の多さと、ムード×前提の調整により目立たない程度に強めな野手陣です。別に応募していた村営九王子サンズはこのチームを良くも悪くも正反対にしたものなので(本当は逆でサンズの正反対がナイツっぽい)、多少この企画向きじゃなかったかなぁとも(サンズはムード○が個性なので、それを事実上禁止していたこのレギュレーションとの相性が悪かった)。
このチームの企画相性を熱弁したところで戦力解説に入ると、倉井戸がケガなしのこの企画ではずば抜けた総合力を持っている(ただしカスみたいな肩)のでどんな順位かなと思いましたが、パのチームが公言の上1位指名。そして指名2番手はかなり順位が空いて紫陽だったことを考えると、その有り余る個性に指名者も悩みまくっていた感を感じます。そしてこの企画1番の目玉にして問題児の叢野は全体178番目、15位での指名となりました。ムード×があるとはいえずば抜けた能力を持ってる選手なので、下位で狙っていたチームもいただろうことを考えると、この順位は攻めと守りをダブルミーニングで意識した良指名だったのではないでしょうか。
で、このチームの作者のSen様は5チーム投稿してくれたのですが(冷静に考えてアホ(褒め言葉))、この中でWingsとエンペラーズは強すぎ、ホワイトファルコンズはドラフト映えしないという理由でバロンズとマウンテンペアーズの2チームに限られました。
そしてマウンテンペアーズを選んだ理由は「弱いチームを取りたくて、マウンテンペアーズの方が弱め」「弱めのチームの中でもランク特殊能力がはっきりしていて使い道のある選手が複数人いる(=中下位で人気を集められる程度の強さがある)」「二上とかいうネタ要員もいる」などが主な理由です。マウンテンペアーズはまだ幾分か救いようのある暗黒球団というイメージ。
そして思惑通り、ドラフトでは中位指名が多くなりました。ただしチームの顔となる選手は多くなかったため、活躍度でいうと全チームでは少ない方だったのは少し反省点だったかなと。ただ優勝チームの日南勢は少なくともチームに貢献していたことを考えると、こういうチームがドラフトにあるといいよなとは思う。
それでいて登録名にお遊びがあって、それが理由で指名理由が少し与えられそうという枠でこのチームを採用しました。
そしてこのチームの指名をうまく扱ったチームがあって、谷川を適正順位で拾い、春木を遊撃手起用に決めたドラゴンズが上位争いを繰り広げました。こういう本来のチームなら見られない起用があるのもドラフト企画のいいところ。
芹澤はこのチーム状況だと1枚抜きん出た捕手で、やはりというべきか多くの競合を頂きました。で、問題はその外した後というべきで、他の捕手をちゃんと適正順位で取れるかというところだったと思います。そしてあからさまに人気が出た状態だったので、他の1位候補をうまく取れるかにもつながっていたと思います。
ネルソンは唯一の投手威圧感持ちということが際立ったと思います。ただし、威圧感持ちといえどリリーフの貢献度は比較的薄く、またその他にもかなり強力なリリーフが多めにいたので、どこの順位で拾われるかが議題ではありました。結果としては1位指名だったので割と攻められた指名だったのではないでしょうか。
あとレイダースのユニフォームとロゴがかっこいい。
球速が速くないのに投高打低というバランスがペリカンズの投手指名を少し難しくしたのかなと考えています。他に投手力がきちんとしているチームもあったため(レイダースやシーブリームスなど)、下位でお買い得な指名となった選手なども存在したかに思われます。
ちなみに自分はペリカンズのテル、西尾選手が好きなのですが、割と思ったより上位に指名されて謎の満足感を感じていました。ペリカンズは割と多くの年度のチームが見られるので、変遷を感じられていいぞ。
バランスのことを言うならばポプラ様の応募してくださったもう1つのチーム、ファーステックス・クレインズの方もなかなか良さげだなと思ったのですが、先ほど書いた通りパワポケRの都合でサイバーバルズを優先させたかったのと、謎のマウンテンペアーズとの二上被り(実はブログ公開版に二上はおらず、この企画応募用で追加召集された)ということでこうなりました。
指名の方に言及すると、二刀流の中山選手がやはり注目ポイントでしょうか。投打ともに1-3位レベルの選手で、正直ずば抜けている選手だったのですが、前述の芹澤選手に競合が集まったおかげで2チーム競合に治まったのかという印象です。その他にも特殊能力の影響度で良くも悪くも順位を裏切った選手が多く、信頼を置いて指名したものの……とドラフトをいろんな側面から盛り上げた感じです。パワポケRのサイバーバル産と、明らかにバランスをとるのに難しい要素が満載だったと思いますが、よくぞこのレベルに引き上げてくださった、と思っています。
結構主軸、準主軸とその他スタメンクラス以下の層の差が激しいチームで、もともとオリジナルチームってその傾向がかなり大きいですが、その中でも特に差を感じます。下位指名の少なさがそれを物語っていると思います。そう考えるとできる限り指名しやすいチームだったのかなと思います。その中でも一番の躍進を遂げたのは荒川じゃないでしょうか。カープ荒川レベルの活躍をずっとすれば愛媛は文句なしの強豪チームです。
ペナント本走で上位チームと下位チームの差を分けたのは愛媛の選手の起用法と個人的に感じています。セリーグが顕著で愛媛勢積極起用のタイガースと、打線の厚みを増やしミッチェルも確保したドラゴンズ、確変+休養ボーイのカープ。この3チームがAクラスなことを考えると、実はセリーグを動かした一番のチームなのかもしれない。
指名傾向で言うと、要や明星など、守備能力とポジションの希少性を買ってか打力がそこそこの選手の上位指名が目立ち、中位下位でもその守備力と投手力で順当に指名され……と、順位バランスの整ったものでした。打力が高めな今回のペナントにおいてこれは予想とは外れた形になって面白かったです。
個人的には大津捕手がこのルールだと掘り出し物でそこそこ強そうだなと思っていましたが、ちゃんと下位で拾われましたね。正捕手ではなかったので出番は少なかったですが。
上に貼ってある82様の記事にもありますが、結構「思ったより上位」の指名があったと思いますね。その中でもチームの主軸を任せられた選手が多くいて、仁科、ボスフェルト、蔵内、平崎、喜多、丸山など高能力の類でもないのに起用法の都合でそこそこ重要な位置を任せられている選手がいたと思います。投打ともにバランス型のチームで、その上キャラが立っていたので任せたくなったのかもしれない。実際仁科はこの企画のMVPレベルで大車輪の活躍を見せましたし。あとは喜多と後藤がいたことによるベイスターズからの指名も面白かったですね。
ちなみにブログに「戦力が偏ったチームは応募しなかった」と書いてありますが、全体的に投打バランスのいいチームが多くはなかったので、それは正解だったかなと思います。
・中部トレジャーズ
打線がゲロ強いチーム。実際その中で主砲を務める蒲生がパリーグ三冠王を果たし、その実力をいかんなく発揮しました。
ただし中部の打線の強さは「クリーンナップの破壊力」にあると思うので、このクリーンナップを1人でも取ったチームは「打のチームにしたい」という意思があったのではないでしょうか(まあ一番打のチームだったドラゴンズはスタメンに中部野手はいませんでしたが)。それでいて強豪らしく各ポジションに相羽や功刀など強力な選手がいて、上位指名をうまく持っていった印象です。
でもやはりオリックス蒲生の指名戦略には目を見張るものがあり、ぶっちゃけると主砲ではほんの少しだけ抜けていたのでそれを公言の上単独指名したのは強かったかなと。実際三冠王なのでパリーグのMVPと言えるでしょう。
・北信越ブルワリーズ
投手力で押すチーム。なのですがこのチームの場合他チームと違うのは、その投手力が変化球頼りではなく基礎能力と特殊能力重視だったという点で、ちゃんと成績を見極められるかというポイントになったと思います。
では実際本走でどうだったかというと、予想に反して一戸が首位打者争いを繰り広げるというまさかの出だしに。結局.320でフィニッシュと上振れて見せました。その他も早瀬、田辺、鳥居の3本柱がきちんと役目を果たし、サンマルティンも下振れずに能力の高さを見せました。そう考えると一戸がなんかおかしいだけで上振れと下振れは少なめ。
結構中位指名が目立つチームではありましたが、他の個性強すぎチームに比べて落ち着いた選手も多いので指名しやすさはあったと思います。一方で主砲という主砲がいなかったので、越智以外の野手は若干薄味になったのかなとも。
チーム応募者の皆様、指名者の皆様、観戦者の皆様、誠にありがとうございました。
次回があるかは未定ですが、予想以上にチーム作成者も指名者もウキウキで参加してくれたので、またいつか開催したいなと思います。
オリジナルチーム界隈に初めて触れた方もいたと思うので、これを機に盛り上がってくださっていたら幸いです。
では、また会いましょう!じゃあな!
最後は機材トラブルなどでバタバタしてしまいましたが、無事企画を終わらせられてホッとしています。
この記事では振り返り記事ということで、指名者やチーム作成者の振り返りツイートなどのリンク先を貼って、ペナントに使ったチーム配布と講評、そして指名について関わる点なので言えなかったチーム採用のポイントを話していけたらなと思います。
☆参加者振り返りまとめ
もしここに乗ってない方がいたらこっそり教えてください。土下座しながら爆速更新します。あとこのまとめは振り返りを強要するものではないので、自分書いてない!とかは気にしないでくだされば。
・指名者
・チェイス様(ファイターズ担当)
とりあえず終わったのでドラフト総評しましょうか。
まずは1位倉井戸くん。
ここはまず打線の核となる選手が欲しかったため、それに当てはまったのが鬼木or倉井戸だった。だけども俺の好みはそっちだったので倉井戸を指名。 pic.twitter.com/aZ8uzZPAlp— チェイス【ゆくのて代表取締役】 (@Chaser_yukkuri) December 29, 2023
・ペトロ様(ジャイアンツ担当)
オリジナルチーム選手ドラフトの指名も半分終わったので振り返り。
まずドラフト1位はとにかく重複したくなかった。確実に取れて、チームの核になるような選手を候補に挙げ、主砲かクローザーの指名を考えてましたが、他球団のリリーフの優先度が低そうだったので鬼気を指名。 pic.twitter.com/4bgKPF1NHs— ペトロ(パワプロブログ) (@petoro01) December 27, 2023
・いな様(ドラゴンズ担当)
この後、つらつらとドラフト当時考えていたことや、感想を記載する。
しゅんちーさんに触発されました笑— いな (@inajinrou) December 30, 2023
本当はしゅんちーさん(ホークス担当)が熱い振り返りツイートを書いてたんだけど鍵垢なので泣く泣く断念。
・チーム作成者
・kashi様(幌宵列島苫羅ナイツ作成者)
・ポプラ様(ポケット・サイバーバルズ作成者)
・82様(MOMOsレッドスタッグス作成者)
・観戦者
・世紀末コア様
参加チームの選手データ的な比較をしてらっしゃいます。傾向とかが掴めるいい記事です。
☆ペナントチーム配布・少しの主催者講評
チーム配布は成績確認などに使用ください。・伊藤隼タイガース
23300 50061 07377指名順位の利を活かしながら、指名巧者が目立った日本一球団。特に愛媛勢の強い所をきちんと抑えていたのが目立った印象です。
・いなドラゴンズ
23900 80091 07378打線はさることながら、中位指名のリリーフ陣も盤石でそこの巧みさが目立ちました。タイガースと差があるわけではなさそうで、オーペナが打の競技であることを示したと思います。
・辛いさんカープ
23800 10091 07379起用法ピシャリ、荒川も大暴れのダークホース。投手休養には正直やられました。実は荒川以外も打線が躍動していたという印象です。
・ペトロジャイアンツ
23800 90021 07380バランス良好な指名でチーム力はあったと思います。こうなると絶対的エースがいなかった差が大きく出てしまったのかなとも。
・魚好きスワローズ
23700 30061 07381個人的には二階堂正捕手がハマらなかったのではなく、打線の下振れの方が厳しかった印象があります。上位指名は抜群だったために乱数が味方しなかったか。
・植える地ベイスターズ
23200 90001 07382伊地知まで揃っていたがために麻雀もやってたチーム。にしても投打共に下振れ激しく、思ったより大差になってしまったのは悲しいポイント。
・しゅんちーホークス
23300 30031 07383下位打線貧弱・ムード×という業を背負いながら優勝してみせた、癖強めのチーム。叢野とボスフェルトという指名を賑わせた個性強めのキャラを指名して優勝してみせました。
・チェイスファイターズ
23200 90031 07384投手力も打線も中の上のドラフト巧者で、ホークスとの差は守備力になってしまったか。3位マチルダが良くも悪くもこのチーム感を表している。
・keiライオンズ
23000 00041 07385強めではなかった打線から3位に粘り込み、強力リリーフ陣の力を借りて日本シリーズの舞台で名勝負を繰り広げたチーム。投手起用法が巧みだったが、ブランシュがもう少し粘れれば……という点はあったか。
・おんすわイーグルス
23000 00031 07386一発攻勢の打線が軒並み上振れを引けなかったチーム。こうなると貧弱な先発陣の弱点が表に出てきて悪循環に陥ったか。誰か1人上振れるだけで怖さが全然違かったが……
・おまんでぃバファローズ
23800 00001 07387蒲生のワンマンチームになってしまったか。蔵内の適正打順など改良点が若干あり、足を使える打線なのもあって得点力をもう少し増やせたか。
・エミールマリーンズ
23300 00071 07388最下位になってしまうチーム力はしてない印象。平崎や一戸が上振れたものの、本郷など下振れも多く、投手力でも押し切れなかったか。
☆チーム採用方針についての話
簡潔に配信で話してはいたのですが、ドラフトの各チームの方針に触れちゃうと良くないかなと思って本核に迫っていなかったので、ここできちんと話しておこうかなと思います。ここでは採用方針と、採用したチームの個人的に考えたポイントについて触れます。未採用チームについてもちょっと触れるかもしれないけど、そちらは深くは触れるつもりないのでもし理由とか聞きたかったらDMにどうぞ。あ、この企画用アカウントDMじゃなくて個人のDMでね。
・全体の採用方針
「現実が打低なのでこの企画は若干でもいいから打高気味にしたいな」ぐらいのイメージしか持ってなかった自分は予想よりも多くのオリジナルチーム投稿があり、しかもそれがハイレベルなために悩まされます。一応チームとしての仕上がりは考慮しないとは言ったものの、いい選手だな、これドラフトに入れたいとか思ったのが何チームがあったり。そこでドラフト的に戦略性を持たせられれば面白い感じになるんじゃないかと思って、例えば二遊間の強さのみ明らかに全チーム通して微妙な感じにしました。特にセカンドは特に言及されない程度の薄さのため、指名者のサーチ力が確かめられたと思います。
そしてオリジナルチームはやはりと言うべきか、現実よりキャBが全然多いので捕手のバランスにも気をつけました。そのために各チーム捕手の優先順位がかなり上になったと思います。ちゃんと打撃型!という捕手も少なかったために守備型に偏重している捕手をどう取っていくかが重要なドラフトになったと思います。
そのバランス取りのために未採用チームというのも存在していて、名前を出すと宝塚AtoZモンスターズ(作者kei様、ライオンズ指名者を担当)とかはショートのデューイが強すぎる(3CBAAAD)のと、取手の能力が得点圏能力だったり多少の違いはあれどポケットの柏崎と似ているだったりで落ちたりしています。あと栃木フローラルローンズ(作者エミール様、マリーンズ指名者を担当)とかも大体同理由。別に同能力が悪い!というわけじゃないんですが、ドラフトで同能力帯が上位指名クラス、しかも捕手で起こるのはちょっと嫌だなと思ったので、まぁこの企画ならではの選考基準って感じですね。
ここからは各チームどの点が選考基準に触れたのかというのを話します。
・横須賀スカイペガサスズ
実は迅速な応募をしてくれたおかげで、このチームが良い基準点になったと思います。作成者のフィッシュ様とはこの企画以前では知り合いではなく、こちら側としては「ポプラさんの企画に参加してたな」ぐらいの印象だったのですが、スカスカのチーム作成者として、時には他チームまで見ながらドラフトを盛り上げてくださって、大変助かりました。その甲斐もあってか僅差ながらも最多の指名数を頂きました。さて、チーム力の推察という面でいくと、超がつくほどの優等生チームという印象で、チーム作成をするなら戦力バランスの面でこのチームを参考にすれば良い、という感じです。エースも主砲もきちんとしたチームで、まさに教科書通りのチームと言えます。実際廣神や上永は上位指名でしたし。
その上、全員女性という点で個性をつけられています。この手のチームって没個性になりがちなのでこういうこだわりが見えると好ポイントです。
こういう基準にしやすいチームが早々に応募されて、ある意味選考側の自分はやりやすいな〜と思っていました。なお次のチームから個性まみれになる模様……
・幌宵列島苫羅ナイツ
kashi様のチームは前から参考にしていて、特にここ最近の「マイライフ専用特殊能力を使って他チームと差別点をつける」「オーペナで成績操作が難しいためほぼタブーとされているムード○・ムード×をあえて使ったチームを作る」という、ある意味変なチーム(褒め言葉です)が作られてたので非常に興味深いなと思っていました。で、ムード×持ちの叢野ワンマン体勢となるナイツが採用となったのですが、このチームはまさにドンピシャでこの企画向きと言えます(ただしこの手のチームが12球団あると渋滞するので、あくまで1チーム欲しいぐらいの企画向き)。理由は超がつくほどの目玉選手(強さ問わない)の多さと、ムード×前提の調整により目立たない程度に強めな野手陣です。別に応募していた村営九王子サンズはこのチームを良くも悪くも正反対にしたものなので(本当は逆でサンズの正反対がナイツっぽい)、多少この企画向きじゃなかったかなぁとも(サンズはムード○が個性なので、それを事実上禁止していたこのレギュレーションとの相性が悪かった)。
このチームの企画相性を熱弁したところで戦力解説に入ると、倉井戸がケガなしのこの企画ではずば抜けた総合力を持っている(ただしカスみたいな肩)のでどんな順位かなと思いましたが、パのチームが公言の上1位指名。そして指名2番手はかなり順位が空いて紫陽だったことを考えると、その有り余る個性に指名者も悩みまくっていた感を感じます。そしてこの企画1番の目玉にして問題児の叢野は全体178番目、15位での指名となりました。ムード×があるとはいえずば抜けた能力を持ってる選手なので、下位で狙っていたチームもいただろうことを考えると、この順位は攻めと守りをダブルミーニングで意識した良指名だったのではないでしょうか。
・日南・マウンテンペアーズ
あぁ、マウンテンペアーって「やまなし」か、と頭でピンとくるまでに採用から5日ぐらい経ったのは内緒で。で、このチームの作者のSen様は5チーム投稿してくれたのですが(冷静に考えてアホ(褒め言葉))、この中でWingsとエンペラーズは強すぎ、ホワイトファルコンズはドラフト映えしないという理由でバロンズとマウンテンペアーズの2チームに限られました。
そしてマウンテンペアーズを選んだ理由は「弱いチームを取りたくて、マウンテンペアーズの方が弱め」「弱めのチームの中でもランク特殊能力がはっきりしていて使い道のある選手が複数人いる(=中下位で人気を集められる程度の強さがある)」「二上とかいうネタ要員もいる」などが主な理由です。マウンテンペアーズはまだ幾分か救いようのある暗黒球団というイメージ。
そして思惑通り、ドラフトでは中位指名が多くなりました。ただしチームの顔となる選手は多くなかったため、活躍度でいうと全チームでは少ない方だったのは少し反省点だったかなと。ただ優勝チームの日南勢は少なくともチームに貢献していたことを考えると、こういうチームがドラフトにあるといいよなとは思う。
・屋久島ブルータルティアーズ
屋久島の面白い点は他チームの目玉選手に隠れているような十分強力の選手が揃っている点。この「目玉選手に隠れている」という点がドラフトでは重要で、愛媛の佃と選手タイプが被った春木を中心に、4球種勢が多かったためエースとして優先度が一段下がった一流投手ベッカー、ハイスペック二刀流が2人いたおかげでまぁまぁに落ち着いた控えめ二刀流二見、激戦区サードの2番手に落ち着く谷川など、普通に強いんですよね。まぁ鬼気とかジェットは最上位レベルなんですが。それでいて登録名にお遊びがあって、それが理由で指名理由が少し与えられそうという枠でこのチームを採用しました。
そしてこのチームの指名をうまく扱ったチームがあって、谷川を適正順位で拾い、春木を遊撃手起用に決めたドラゴンズが上位争いを繰り広げました。こういう本来のチームなら見られない起用があるのもドラフト企画のいいところ。
・山陽レイダース
山陽レイダースはこのドラフトの上位決定において指名者がどこに重きを置くかの優先度を決定づけるチームだったと思います。理由は2人、芹澤とネルソンの存在です。芹澤はこのチーム状況だと1枚抜きん出た捕手で、やはりというべきか多くの競合を頂きました。で、問題はその外した後というべきで、他の捕手をちゃんと適正順位で取れるかというところだったと思います。そしてあからさまに人気が出た状態だったので、他の1位候補をうまく取れるかにもつながっていたと思います。
ネルソンは唯一の投手威圧感持ちということが際立ったと思います。ただし、威圧感持ちといえどリリーフの貢献度は比較的薄く、またその他にもかなり強力なリリーフが多めにいたので、どこの順位で拾われるかが議題ではありました。結果としては1位指名だったので割と攻められた指名だったのではないでしょうか。
あとレイダースのユニフォームとロゴがかっこいい。
・長良川ペリカンズ
統一球の煽りを良くも悪くも喰らっている、現代チームには見られにくい能力の偏りが特徴で、最近のパワプロにあるチームとは少し傾向の違いを感じたんじゃないでしょうか。球速が速くないのに投高打低というバランスがペリカンズの投手指名を少し難しくしたのかなと考えています。他に投手力がきちんとしているチームもあったため(レイダースやシーブリームスなど)、下位でお買い得な指名となった選手なども存在したかに思われます。
ちなみに自分はペリカンズのテル、西尾選手が好きなのですが、割と思ったより上位に指名されて謎の満足感を感じていました。ペリカンズは割と多くの年度のチームが見られるので、変遷を感じられていいぞ。
・ポケット・サイバーバルズ
個性の大爆発チームで、その上そこそこ強いので、比較的使いやすいチームだったのではないでしょうか。作者のポプラ様がチーム募集する際の備考欄に「パワポケRとの互換性が最後になりそう」的なことを言ってたのもあって採用しました。バランスのことを言うならばポプラ様の応募してくださったもう1つのチーム、ファーステックス・クレインズの方もなかなか良さげだなと思ったのですが、先ほど書いた通りパワポケRの都合でサイバーバルズを優先させたかったのと、謎のマウンテンペアーズとの二上被り(実はブログ公開版に二上はおらず、この企画応募用で追加召集された)ということでこうなりました。
指名の方に言及すると、二刀流の中山選手がやはり注目ポイントでしょうか。投打ともに1-3位レベルの選手で、正直ずば抜けている選手だったのですが、前述の芹澤選手に競合が集まったおかげで2チーム競合に治まったのかという印象です。その他にも特殊能力の影響度で良くも悪くも順位を裏切った選手が多く、信頼を置いて指名したものの……とドラフトをいろんな側面から盛り上げた感じです。パワポケRのサイバーバル産と、明らかにバランスをとるのに難しい要素が満載だったと思いますが、よくぞこのレベルに引き上げてくださった、と思っています。
・愛媛インティナイツ
佃・フォークト・西岡と要所にきちんとした主軸がいる一方でリリーフが貧弱なチーム……と思いきや、個人的な印象でいうとオーペナは先発が相当強いのと、リリーフもミッチェルとかが働くおかげで耐えるんですよね。まあこのチームは観戦想定もされているので、その場合は守備力のほうが課題になってオーペナより貧弱になると思うのですが。結構主軸、準主軸とその他スタメンクラス以下の層の差が激しいチームで、もともとオリジナルチームってその傾向がかなり大きいですが、その中でも特に差を感じます。下位指名の少なさがそれを物語っていると思います。そう考えるとできる限り指名しやすいチームだったのかなと思います。その中でも一番の躍進を遂げたのは荒川じゃないでしょうか。カープ荒川レベルの活躍をずっとすれば愛媛は文句なしの強豪チームです。
ペナント本走で上位チームと下位チームの差を分けたのは愛媛の選手の起用法と個人的に感じています。セリーグが顕著で愛媛勢積極起用のタイガースと、打線の厚みを増やしミッチェルも確保したドラゴンズ、確変+休養ボーイのカープ。この3チームがAクラスなことを考えると、実はセリーグを動かした一番のチームなのかもしれない。
・下田シーブリームス
オーペナであまり強くないチーム、というのもやはりオーペナは打力がいいチームが強いので、守備カッチカチなこのチームは強さという意味ではオーペナとの相性がそもそも良くはないんですよ。でもこの企画はオーペナの強さ弱さはバランス良くぐらいでしか考えてないうえに、守備型のチームが欲しかったので優先して採用しました。実際僅差といえどスカスカと並んで最多の指名人数でしたし。指名傾向で言うと、要や明星など、守備能力とポジションの希少性を買ってか打力がそこそこの選手の上位指名が目立ち、中位下位でもその守備力と投手力で順当に指名され……と、順位バランスの整ったものでした。打力が高めな今回のペナントにおいてこれは予想とは外れた形になって面白かったです。
個人的には大津捕手がこのルールだと掘り出し物でそこそこ強そうだなと思っていましたが、ちゃんと下位で拾われましたね。正捕手ではなかったので出番は少なかったですが。
・MOMOsレッドスタッグス
ボニキと愉快な仲間たちのチーム。参加者の友人の顔が似ているボスフェルトが能力の癖もあって注目を浴びましたが、その他選手も持ち味を生かしていたと思います。上に貼ってある82様の記事にもありますが、結構「思ったより上位」の指名があったと思いますね。その中でもチームの主軸を任せられた選手が多くいて、仁科、ボスフェルト、蔵内、平崎、喜多、丸山など高能力の類でもないのに起用法の都合でそこそこ重要な位置を任せられている選手がいたと思います。投打ともにバランス型のチームで、その上キャラが立っていたので任せたくなったのかもしれない。実際仁科はこの企画のMVPレベルで大車輪の活躍を見せましたし。あとは喜多と後藤がいたことによるベイスターズからの指名も面白かったですね。
ちなみにブログに「戦力が偏ったチームは応募しなかった」と書いてありますが、全体的に投打バランスのいいチームが多くはなかったので、それは正解だったかなと思います。
・中部トレジャーズ
打線がゲロ強いチーム。実際その中で主砲を務める蒲生がパリーグ三冠王を果たし、その実力をいかんなく発揮しました。ただし中部の打線の強さは「クリーンナップの破壊力」にあると思うので、このクリーンナップを1人でも取ったチームは「打のチームにしたい」という意思があったのではないでしょうか(まあ一番打のチームだったドラゴンズはスタメンに中部野手はいませんでしたが)。それでいて強豪らしく各ポジションに相羽や功刀など強力な選手がいて、上位指名をうまく持っていった印象です。
でもやはりオリックス蒲生の指名戦略には目を見張るものがあり、ぶっちゃけると主砲ではほんの少しだけ抜けていたのでそれを公言の上単独指名したのは強かったかなと。実際三冠王なのでパリーグのMVPと言えるでしょう。
・北信越ブルワリーズ
投手力で押すチーム。なのですがこのチームの場合他チームと違うのは、その投手力が変化球頼りではなく基礎能力と特殊能力重視だったという点で、ちゃんと成績を見極められるかというポイントになったと思います。では実際本走でどうだったかというと、予想に反して一戸が首位打者争いを繰り広げるというまさかの出だしに。結局.320でフィニッシュと上振れて見せました。その他も早瀬、田辺、鳥居の3本柱がきちんと役目を果たし、サンマルティンも下振れずに能力の高さを見せました。そう考えると一戸がなんかおかしいだけで上振れと下振れは少なめ。
結構中位指名が目立つチームではありましたが、他の個性強すぎチームに比べて落ち着いた選手も多いので指名しやすさはあったと思います。一方で主砲という主砲がいなかったので、越智以外の野手は若干薄味になったのかなとも。
☆さいごに
多数の協力もあって、無事この企画を完走させることができました。チーム応募者の皆様、指名者の皆様、観戦者の皆様、誠にありがとうございました。
次回があるかは未定ですが、予想以上にチーム作成者も指名者もウキウキで参加してくれたので、またいつか開催したいなと思います。
オリジナルチーム界隈に初めて触れた方もいたと思うので、これを機に盛り上がってくださっていたら幸いです。
では、また会いましょう!じゃあな!
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